中東在住、新米エコノミストのスワップ派FX
中東在住、某国際機関の新米エコノミストが、スワップ目的で、労力の少ないFX運用を目指します。トレードの状況や、経済統計や指標の解釈、そして通貨の相関分析などに関して書いていきたいと思います。
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南ア・インフレ率(CPIX)は6月11.6%から7月13.0%に上昇
2008年08月27日 (水) 18:47 | 編集
こんばんは。
先ほど南アの7月分のインフレ率が発表されました。

CPIX:6月11.6%→7月13.0%(予想12.9%)
CPI:6月12.2%→7月13.4%(予想13.6%)

(ちなみにCPIXはCPIから住宅抵当融資金利を除いたものです)

でした。まぁCPIXは誤差の範囲内みたいなもんですね。CPIも予想よりは低いですが、13.4%のインフレはかなり高いです。実際、表面金利が12%なので、実質金利はマイナス金利状態で、先月よりもさらに悪化していますね。お金を銀行に預けていれば名目上の金額は増えるが、お金の価値で考えると損するという状態になっています。たまりませんね。

インフレリスクに関して、先日の金利発表の際の声明では、具体的に原油価格が145ドルから現在の112ドルまで下がったことに言及し、見通しは不透明としながらも、インフレ圧力が緩和されているという表現がなされていました。同声明で、CPIXは第3四半期に13%まであがるであろうと予測していますが、その後は下落に転じ、2009年は通年で7.2%を予測しています。ですので、シナリオとしては一応、今のところは予想通りということになります。

ちなみに、19日に発表された第2四半期GDPは年率4.9%成長となっており、第1四半期の2.1%よりもかなり高く、経済成長の回復を印象付けています。14日の声明では小売売上が5月と6月にそれぞれ3.4%、2.6%下がったことに関して、家計の消費活動が減速し、GDP成長の減速に懸念を示していましたが、緊急利下げが必要な危機的な状態にはなさそうです。

経済全体としては、GDPが懸念されていたほど鈍化していないので、NZや豪のように即利下げへ動くという向きはなさそうですが、インフレ率が13.0%になったからといって、利上げしそうな雰囲気でもなさそうですね。一応はシナリオ通りですので、今後原油価格が大幅上昇ということにならなければ、しばらくは今の金利水準が続く気がします。

為替レートはインフレが高くなったからといって喜んでばかりはいられなさそうです。金利引き上げがなければ、実質金利はマイナスですので、これは貨幣価値の低下として為替レートが弱くなるという形で跳ね返ってきます。南アの金融政策はまだまだ難しい状況には変わりませんね。



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豪・RBA議事録公開―今後の豪ドルの行方は?
2008年08月19日 (火) 17:02 | 編集
こんにちは。
相場には休みがないというのはまさにそのとおりで、今週もいろんな重要な指標や情報が出てますね。
本日公開された豪のRBA議事録もその大切なものの1つです。

先日の豪の金利政策は7.25%で据え置きとなりましたが、その時の議事録が本日発表になったので、要点と私の解釈を書いてみたいと思います。

今後の金利政策に関して2点重要なポイントとして明記されていました。
1. インフレは最近は落ち着いてきてはいるものの、インフレターゲットを上回った期間が長く続いたため、今後賃金などに影響が出てくる。そうなった場合、インフレ率を下げるための労力(低金利にしなければいけない期間や金利引き下げの度合いなどでしょうか)が大きくなる。つまり、なるべく早くインフレを引き下げておきたい。このことが今回の金利政策会合では据え置きという決断につながっている。

2.金利政策は既にかなり引き締められており、消費者態度に明確な変化が出ている。価格下落、内需の縮小が見えており、経済成長を促すために、金融緩和がもうすぐ必要になる。

前回に引き続き内需とインフレに対してUncertaintyという言葉は出されていましたが、懸念の対象はインフレよりも内需の方に傾いたようです。

このことから、9月3日発表の第2四半期GDP発表どうでるかがネックになりそうです。ここで弱い数値がでれば利下げが早まることになり、逆に強く出れば利下げの時期が遅れるか利下げ幅が減るかなどになりそうです。

・・・が、9月の金利政策会合は9月2日ですので、GDP発表前に、9月の段階で引き下げはあるのでしょうか?GDPの結果は委員会メンバーには先に知らされるはずなので(たぶん)、それを知らない一般の投資家は9月の会合がどうなるかわかりません。専門家の意見も割れそうですね。

しかし、今回の議事録に面白い表現がありました。

「今や市場は10月までの金利引き下げと2月までのさらなる金利引き下げを十分に織り込んでいる。」

どう思われますか?金利引き下げを市場が織り込んでいるという中央銀行の発言ってなんとなく意味深ですよね。織り込んでいるなら、9月、10月に利下げがあっても、その際2月までにさらなる利下げがあるといわれても、そこからの急落はありません。

中央銀行としては利下げによる急落を避けるために、十分に豪ドルは切り下がったということを事前に示す内容なのでは???と思わせるフレーズでした。

よって、9月の利下げもありですが、9月に利下げがあれば、翌日のGDPは弱く出る。逆に据え置きになれば翌日のGDPは比較的強めに出る・・・・と私は考えています。


ちなみに余談ですが、6月3日にポジった1万豪ドル@100.00円に13,000円以上のスワップがついています。結構なもんですね。豪が90円台で下げ止まると仮定すると、ここから少し下げるとしても豪のスワップは十分に魅力的だと思います。ですので、打診買いで1万@95.00をしてみました。市場心理が3月のように悪化した場合は放出しますが、そうでなければずっと保有する予定です。



前回トルコで日にちを間違えたので発表日が書かれているサイトを参照しておきますねw
豪GDPhttp://www.abs.gov.au/AUSSTATS/abs@.nsf/mf/5206.0


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トルコ・インフレ加速 (7月分CPI発表)
2008年08月05日 (火) 21:58 | 編集
こんばんは。
今日はクロス円が下げてますね。昼間の記事で豪ドルは100円は堅いか?と書いたのに、その1時間後には99円になってました(苦笑)。いっきに売り崩されましたね。

今日はしばらく堅調だったランドも反落となり、前日比マイナス2.5%とかなり暴れております。

そんな中、トルコが高金利通貨の中では比較的堅調でまた93円台を守っています。
これはきっと、強いインフレ率が出た結果でしょう。


今日発表かと思っていたら昨日の段階で実はCPIが発表になっていました。CPIはトルコの中央銀行じゃなくて、統計局が発表するんですね。・・・ってことで統計局のサイトも右列のリンクに付け加えておきました。

CPI(消費者物価指数)の結果は前年比12.1%の上昇。これは先月の10.6%の上昇から大きく上がっています。

せっかく先日、6月度はインフレが下がり、利上げの効果が出始めたか?と記事にしたのに、全く無視されてしまいました(笑)(参考記事:7/28)・・・それなら、明らかに誤差の範囲内の数値を、金利政策会合の議事録にわざわざインフレ率が下がったので・・・って書くなよ!!って言いたいです。かなり惑わされてしまいました。

とにかく、インフレ率がさらに上昇しているので、ともに利上げ期待が上昇しています。8月15日の金利政策会合では0.50%の利上げを織り込んできている形でしょうか。

ちなみに、特に気になったのは住宅価格が21.8%と前年比で非常に高い上昇率を誇っていることでしょうか。これは、金利16.75%の国でお金を借りて家を建てれるだけの内需の強さということです。ホンマかいな?と言いたくなりますね。

また、生産者物価指数は前年比18.4%とこちらもかなり強く出ています。トルコはインフレ退治には積極的な姿勢を示しているので、0.50%以上、0.75%の利上げなどもひょっとしたら出してくるかもしれません。まぁ、原油価格が今月に入り落ち着いているので、それを織り込んで0.50%ですかね。(こなへんは適当な予想ですので聞き流してくださいね)


中央銀行から分析レポートが出るはずなんですが、出たらまたそれを見てみますね。

余談ですが、この利上げ観測の台頭と豪の利下げ観測の台頭から、AUD/TRYの売りをポジるかー!と息巻いてチャートを見たらもうすっかりトルコ高の水準になっていました。今から入っても十分そうですけど、いつもビビりなもんで入れません。(笑)前回NZの金利発表前にもNZD/TRYを売り損ねたので、今回は目をつぶってクリックしてしまおうかなー・・・


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南ア・インフレ対策の今後は?
2008年08月04日 (月) 04:45 | 編集
おはようございます。
昨日記事にしました、南アの分析に関して、ご覧頂いた数人の方々からありがたい応援のクリックをいただきましたので、簡単にですが、追加で南アの記事を書きたいと思います。

昨日SARBのホームページでたまたまチーフ・エコノミストの声明を発見しました。
これが面白ければ記事にする・・・と書いたのですが、実際のところ読んでみるとまぁこんなもんかという内容でしたが、少し役に立つ情報はありました。

リストアップすると以下のようなポイントが使えるかなーといった感じです。

1. CPIXは2009年2月をメドにウェイトの組み換えが予定されています。私はこれは知らなかったのですが、現在のCPIXの内訳で食糧品などのウェイトが大きく、ぶれやすいとのこと。ですので、改定後は自動車など工業製品などのウェイトが高くなるようです。ちなみに、これにより、CPIXはこれまでよりも低く出るわけですので、利下げがしやすい環境になります。ただ、実際のインフレ率は変わらないので(ただ組み替えただけなので)注意しなければ、インフレ率低下・・・と誤った判断をすることになります。

2. 今年6月の住宅価格は年率3.8%の下落となりました。インフレ抑制はできているものの、アメリカなどと同様、需要減の形で景気が冷え込んでいるようですね。

3. インフレ対策は重要と唱えるものの、姿勢はいくらかコンサバなようです。声明文の中で何度もインフレの問題についてかたってはいたのですが、最終的な結論の中では、「インフレは金融政策を決定するさまざまな要因の中の一つでしかない」と述べており、トルコのようにそれを最優先にはしていない雰囲気です。金融政策は国の経済のかじ取りなので、短期的な環境に振り回されないようにしなければならないとも述べていました。つまり、原油価格の急騰にはあまり過敏に反応すべきではないということを述べていると思います。

私の印象としては、SARBは利上げに対してはやはりあまり積極的ではないようです。昨日の記事で、8/14の金利政策会合で0.50%か1.00%か・・・と書きましたが、サプライズで据え置きも5%ぐらい、頭の片隅に入れておいた方がいいかもしれませんね。



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南ア、インフレ上昇 - 8月の利上げ幅は?
2008年07月30日 (水) 21:01 | 編集
南アの6月分の消費者物価指数、が本日発表になりました。
CPIX(住宅金利などを除いたもの)の結果は年率11.6%上昇で、予想の11.3%よりも高かったようですね。
これは、先月の10.9%よりも高い数値です。

南アフリカのインフレターゲットは3-6%。
今後2年間はインフレターゲットを大幅に超えるレンジで推移しそうとのことです。

これを受けて8月14日の金利政策会合では0.5%以上の利上げがあるような気がします。
個人的には、前回かなりコンサバな対応でしたので、1%以上上げるべきでは?と思っていますが、そなへんは中央銀行の決断次第でしょうね。

最近原油の価格が少し落ち着いてきたとは言え、まだ年初よりも高い水準です。インフレに歯止めをかけないことには貨幣価値も下がるので要注意ですね。

ちなみに1%以上上げるべきと私が思うのは、トルコとの対応を比べれば歴然。
トルコは10.6%のインフレで16.75%の政策金利
南アは11.6%のインフレで12%の政策金利

どちらのほうが積極的な対応をしているかは一目瞭然ですね。まぁもちろん、経済の好調なトルコのほうが利上げはしやすいのは当然なんですが・・・。


ここからは余談ですが、不思議なことに、前回のCPIXの上昇の報を受けた時は、ランド高になりましたが、今日は特に反応なしでした。これは昨日の大幅上昇からの調整なのでしょうか?前回は予想と0.1%の誤差、今回は0.3%の誤差ですので、今回の方が予想よりも高く出たわけですが・・・。

先月、6月26日の記事で書いたように、ランドはファンダメンタルの要素よりも金利先高観のほうが重要な要素のようなので、インフレ率上昇は、キャリートレーダーにとっては好材料のはず。

それが、ランド上昇という形で跳ね返ってこないということは、
1. 昨日、このインフレ上昇を見越してあげていたため織り込み済みだった
2. 今日から始まるアメリカの雇用統計やGDP速報など、世界経済の大勢を見極めたいのでその前に材料出尽くしで手じまい
3. 実体経済への懸念が少し出始め、インフレ上昇=為替レート上昇ではなくなった

のような理由が考えられます。

まぁ、1と2が理由のような気がします。
よって、売り一巡後は再度ランド買いが始まる気がしますが・・・。

週明けすぐにランド買っとけばよかったなーと思いながら、また買い場を探して待つことにします。



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