中東在住、新米エコノミストのスワップ派FX
中東在住、某国際機関の新米エコノミストが、スワップ目的で、労力の少ないFX運用を目指します。トレードの状況や、経済統計や指標の解釈、そして通貨の相関分析などに関して書いていきたいと思います。
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ランドと金の相関関係を検証
2008年06月22日 (日) 10:00 | 編集
こんにちは。
先週末の段階ではもう一段安があるかと考えられたランド円は今週は比較的堅調でした。
ドルランドが8.2のサポートで一旦止まったことが理由ですね。

さて、そのランドですが、一般的にの価格に連動しやすいといわれています。
南アフリカは、ダイアモンド、その他のレアメタルなどの天然資源が豊富にあり、の輸出国であるために、国際価格が堅調であれば鉱業も貿易も堅調であるためです。

また、米ドルとは逆相関の関係にあるといわれています。これは、米ドルがこれまで基軸通貨、国際決済通貨として国際的に強かったため、世界各国の人々がドルで資産を持っていれば安全としていました。有事のドル買いとまで言われていました。しかし、それが911後、米ドルへの信頼が徐々に弱まり、有事のドル買いの変わりに有事の買いになったのです。もともと、ドルが主要基軸通貨になるまでは有事の金買いが当然のことだったので、戻っただけのことですが・・・。

ということで、近年は有事のドル売り、金買いとなり、ドルと金の逆相関という関係が生まれました。
ここまでが、背景です。


で、先日、記事にしましたが、米ドル円とクロス円はかなり相関が強いのにもかかわらず、ランド円だけは相関が弱いということがわかりました。

つまり、ランド円はドル円とは比較的異なる動きをするということです。

ドルと金は逆相関、ドルとランドは逆相関であるとするとランドと金は相関関係があるということになりますね。

では、実際はどうなのか。金のデータはkitco.comから入手しました。
以下の表はNY金の価格変動と、ランド円、ドルランド、ドル円のそれぞれの相関係数を2005年から1年ごとにだしています。
CorrelGold20080622.jpg


これによると、2005年はドル円、ランド円がともに金の価格とかなり近い値動きをし、ドルランドは0.24ですのであまり関係はないが少し同じ相関の値動きをしたことがわかります。つまりランドと金ではなくてドルと金が近い動きをしたことになります。

2006年はドルランドのみが金と正相関の関係でした。つまり、金価格が上がるとともに、ドルがランドに対して強くなっていたのです。これはランドと金が相関関係にあるということを否定する現象ですね。

2007年は一転、ドルランドと金が負の相関、つまり、ランドが上がれば、金も上がっているという関係でした。-0.79ですので、かなりつよい相関ですね。

そして2008年(5月まで)、また2006年と同じように、金があがっても、ランドがドルに対して弱くなるという状況になっています。

このことから、結局、2007年以外は金の価格が上がっても、必ずしもランドが強くなっていたわけではないので、全体的にみるとあまり相関があるわけではないということになります。グラフで見ても確かにランドの動き(ランド円もドルランドも)と金の動きはそこまで似ていませんね。
GOLDchart20080622.jpg


当たり前かもしれませんが、為替には経済の様々な要因がかかわってくるために、金価格によってランドが変動するほど単純じゃないということでしょう。

この結果からは、金が上がっているからランドが上がっているという直結的な説明はあまり信用できないということになりますが・・・みなさんはどう思われますか?

今度はもう少し金の輸出などを詳しく見ていきたいと思っていますが・・・。


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