中東在住、新米エコノミストのスワップ派FX
中東在住、某国際機関の新米エコノミストが、スワップ目的で、労力の少ないFX運用を目指します。トレードの状況や、経済統計や指標の解釈、そして通貨の相関分析などに関して書いていきたいと思います。
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NZ0.50%利下げを受けて、今後を考える
2008年09月14日 (日) 23:47 | 編集
こんばんは。
先日記事にしそこねたので、ちょっと遅ればせながらNZの記事をアップしたいと思います。
NZは9月11日の会合で8.00%から7.50%へ、0.50%利下げを決めました。
8月28日の記事で0.25%か、0.50%かが焦点になってくるだろうと書きましたが、0.50%はサプライズだったようで一時急落してしまいました。ただ、他の通貨の上げと一緒に、週末には戻してきています。

NZの今回の決定は、何か特別悪いニュースがあったわけでなく、市場に、NZ経済が経済緩和モードに入っていることを知らせる意図があったということです。家計セクターの弱さが顕著なため(住宅市場も含め)、定義上は「景気後退(リセッション)」入りしているとのことです。

ただ、住宅価格の調整は名目価格で15%と予測されており、下落の「半分」は終わっているとNZ中銀総裁が言っているので、まだ景気後退のトレンドは続いているということです。

ただ、利下げを今後遅らせる理由があるとすれば、「為替レート」なようです。為替レートが弱くなれば、輸入コストが上がる輸入インフレに直面するため、うまく舵取りをしながら利下げを続けていくという雰囲気でしょうか。


これらのことを踏まえてNZのチャートを見ると、やはり、日足単位の動きではなく(つまり調整的な動き)、2007年夏を天井にした月足でのトレンドラインの転換を伴う動きとなってきています。これの根底の理由は経済成長の鈍化と利下げということになります。ですので、景気回復基調に入るサインが見えるまでは上下はするものの、積極的な為替レートの回復にはならないのでは・・・と思っています。

NZ円は70円に2006年安値の抵抗があるので、かなり硬いのではと思うのですが、個別通貨としては強いほうではないので、他の通貨に追随すれば70円を割り込むことも十分ありえることかと思っています。・・・とはいいつつ私もまだNZD/USDを保有しています。理由は、かなりの景気後退や利下げをもう織り込んだのではないかという半分期待が混じった観測です。NZ政府のGDP予測では2009年3月期(第1四半期)が最悪になっており、そういう意味ではかなり織り込んできているのではと思っています。今後は、情勢を見ながらNZ円を買い増していきたいとは思っていますが、70円を割れてしまうと、下落に勢いがつきそうですので、注意しなければと思っています。70円を割ってセリングクライマックスが入って60円台を・・・というシナリオで買い増しかなーと思います。勝手な予想ですので、軽く聞き流す程度でお願いします。w


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NZは底近し?来月の利下げは0.25%か0.5%か?
2008年08月28日 (木) 20:50 | 編集
こんばんは。
今日は全体的に落ち着いた相場になっていますね。
米のGDP改定値でサプライズはあるのか?といったぐらいでしょうか。

今日は1か月ほど記事にしていなかったNZについて書いてみたいと思います。

昨日発表された、企業信頼感指数は6か月ぶりに好転し、7月の調査では今後1年間で悪化すると答えた企業のほうが8.2%多かったのに対し、今月分では改善すると答えた企業の方が4.7%多くなりました。

これは7月の0.25%の利下げの影響もあるのでしょうか。利下げの効果が1か月たって、企業を中心に見え始めたと言えそうです。

為替レートはNZドル/米ドル(NZDUSD)の0.70の水準で底堅く推移している雰囲気になってきました。
NZDUSD20080827.gif

チャートでは0.70以下では長い下髭が付いており、ここからは買い支えがありそうです。

先日のRBNZの利下げの際の声明では、
「今後、インフレが今後緩和される、そして、為替相場でNZが安定した水準である
という条件で、さらに利下げをするつもりでいる。」

ということでしたので、9月11日の会合ではさらなる利下げはほぼ確実でしょうし、それはもう織り込んでいることでしょう。

しかし、現時点では0.25%の利下げがコンセンサスのようですが、原油価格の下落によってインフレ緩和が進んでいること、そして、為替レートが下げ止まった雰囲気であることを考えると、0.5%の利下げもあるのでは?という考えも浮上し始めたようです。

現に、インフレが比較的収まったと考えた場合、NZのようにスタグフレ懸念が高い場合は、早めに景気対策を打ち出したほうが得策でしょう。

もし0.5%の利下げになった場合、現状ではレートに織り込んでいないようですので、急落がありそうです。ただ、早めの対策は良しとして、投げ売りが出たその急落を拾いたい気がします。

でも明日の住宅建設許可の段階で弱い指数が出れば、0.5%下げの観測も少しずつ浮上し、会合までに0.5%の利下げを織り込んでしまうかもしれません。その場合、レートはじり安になるかもしれませんね。

底堅く見えるようになってきましたが、もう一段の急落には気をつけておきたいところです。

(余談ですが、Hirose Traderの機能が改良され、チャートをGIFファイルなどに直接転送できるようになり、便利になりましたw)

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意外な真実・NZ円とNZ米は似て非なるもの!?
2008年07月27日 (日) 17:54 | 編集
こんにちは。

先週NZが利下げを行ったことで、NZドルは弱含んでいましたが、今週そのNZドルが下げ止まるかどうかが注目ですね。

今日はそんなNZについて、記事にしてみたいと思います。


NZドルと言えば、オセアニアの高金利通貨で、キャリートレードの人気通貨ですよね。利下げをしたと言っても、8.00%の金利は、非常に魅力的です。

しかし、昨年8月の暴落を覚えている方は覚えていらっしゃるでしょうが、7月24日に97.8円を付けたNZ円はほんの数週間後の8月17日には20円以上も下がり、最大瞬間風速で74.3円を付けました。下げ幅にすると、24%も一気に下げたことになります。NZは隣国オーストラリアと比べても市場規模が小さく、通貨取引量も少ないので、このように投資家が一斉に同じ方向に動けば一気に相場が崩れてしまうのがリスクです。

そんなNZドルですが、実は、NZドル/米ドル(NZD/USD)という通貨ペアで取引すれば意外と違う顔が見えます。

昨年8月の暴落を例にとって見ると、NZ円は24%下げましたが、同じ期間にNZD/USDは18%程度の下げにとどまりました。

これはなぜでしょう?

これは、キャリートレードの主流が「円売り」で行われているため、米ドルも円に対してうられていたためです。NZドルは確かに円に対して売られましたが、同時に米ドルも円に対して売られていたので、その下げ分が相殺され、NZD/USDはこの程度の下げで済んだのです。

同様に、年末から今年の3月にかけてドル円が95円台まで落ち込んだ時はどうだったでしょうか?年末12月27日の114.60円から3月17日の95.75円程度まで落ち込んだ時(ドル円の下落率16%)、NZ円も88.3円から75.7円まで14%程度の下落をしていましたが、NZD/USDは逆に6%上昇し、0.766から0.812に上げておりました。

つまり、同じNZドルでも円売り(NZD/JPY)なら14%下落、米ドル売りなら(NZD/USD)6%上昇と大きくその明暗が分かれていたのです。

実はその3月中旬がNZD/USDの直近最高値でそこからずるずる0.74まで下げてきているのですが、このことから、NZD/USDという通貨ペアがクロス円とは異なる動きをするということがわかります。

以下の表はNZD/JPYとNZD/USDの2008年度の相関係数です。
NZcorrel.gif


NZD/USDがいかに他のクロス円と逆相関しているかわかりますね。
チャートでみるとこのような感じです(2008年のみ)
NZDchart20080726.gif


また変動率(HV)もNZD/JPYが12.2%であるのに対し、NZD/USDは8.7%と比較的安定しています。

NZD/USDの場合、スワップが120円程度と、NZD/JPYの170円に比べると確かに見劣りしますが、「円売り」という同一方向のリスクをとるよりかは、同じNZドルを保有する際にNZD/JPYとNZD/USDに分けて保有するだけでリスク分散になるようです。

*このトレンドは過去の動きに基づくものなので、今後の動きが必ずしもこうなるというわけではありません。

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NZ利下げ、8.00%
2008年07月24日 (木) 06:18 | 編集

先ほどのNZの金利(オフィシャルキャッシュレート)発表、で0.25%の利下げが発表され、NZの金利は8.00%となりました。

声明内容から、今後に関してですが、

9月に5%程度までのインフレはあるが、その後、弱い内需によって価格は下がる。
それにより、インフレターゲットにおいても、中期的に、しばらくの間は、今回の利下げによって、適切な金利である。

しかし、今後、
-インフレが今後緩和される
-為替相場でNZが安定した水準である
という条件で、さらに利下げをするつもりでいる。


とのことでした。

一瞬大きく下げたNZですが、そこまで売り込まれるほどではないようですね。
まぁなんとなく、予想の範囲内という感じがしますが、今後アジア市場でどうなるでしょうか。

NZD/USDは0.74で買ってみたい気もしますが・・・


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NZの金利政策発表を勝手に予想
2008年07月22日 (火) 23:09 | 編集
こんばんは。
今日も相場は堅調ですね。

さて、今週木曜の24日に、NZの政策金利の発表があります。
現時点では、先月時点の20%から大きく上がり、50%の確率で0.25%の利下げを行うとの観測が出てきています。

さて、これでNZはどうするのでしょうか。

選択肢は二つで、
1. 据え置き
2. 利下げ
です。

「据え置き」の場合、今年中の利下げはすでに公言されているので、おそらく9月に利下げが延びるだけです。現時点で売りにかかっている人たちの買い戻しが入り、NZは上がるかもしれませんが、おそらくかなりネガティブな声明が出され、「現時点では利下げをしたいが、インフレが高くそれを考えて先延ばしした」・・・みたいな内容になる気がします。

ですので、経済の先行きを考えると売り・・・ですかね・・・・。

「利下げ」
の場合は今後のさらなる利下げの可能性に関しての言及があるかどうかによって相場は動きそうです。おそらく、「インフレは懸念材料ではあるが、まずは経済の回復を優先で、今後さらなる利下げの可能性もある」という含みを残した内容になるのでは・・と思います。

この場合、「売り」になります。

ただ、今後の利下げの可能性に言及がない場合、インフレ退治のために、利下げは当分見合わせるべきだとの内容であれば、逆に「買い」材料として判断されそうですね。

この場合は、材料出尽くしの反転です。

さぁどうなるか。

オージー・キウィは過去7年で最高水準まできたそうです。キャリートレードの選好はオセアニアではなく、オージーと偏ってきているみたいですね。

水準が低いために魅力的に見えるんですが、積極的な買い材料は特にありません。
今買うとしたら、材料織り込み済みと判断できたときに買いということでしょうか。
個人的には、半年ため込んだエネルギーが爆発して上に向かうと早そうなので、下値で増やしたい通貨ではあるんですが、とりあえずは発表待ちにします。



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