中東在住、新米エコノミストのスワップ派FX
中東在住、某国際機関の新米エコノミストが、スワップ目的で、労力の少ないFX運用を目指します。トレードの状況や、経済統計や指標の解釈、そして通貨の相関分析などに関して書いていきたいと思います。
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インフレは問題なのか?インフレでなぜ金利が上がる?
2008年06月10日 (火) 22:56 | 編集
こんばんは。
本日は、ドルが107円をつけたりとドルの買い戻しの様相ですね。
しかし、高金利通貨はそれほど連動せず・・・といった感じです。
アメリカのインフレ懸念からのドル高への選好が先導している相場のようですね。

さて、一時はデフレという言葉をよく聞きましたが、最近はインフレ懸念という言葉をよく聞きます。デフレは物価が下がること、インフレは物価が上がることで、デフレをこれまで嫌ってきたんだから、インフレならハッピーじゃないの?と言いたいところですが、そうではないようです。
簡単にインフレについて書きたいと思います。

特に、昨年のサブプライム問題を発端に世界的に聞かれるようになった言葉にインフレーションやスタグフレーションという言葉があります。特に為替の世界においては消費者物価指数(Consumer Price Index: CPI)といった指標に大きく影響を受けるため、非常に重要な経済現象です。

ではインフレは問題なのでしょうか?

インフレは悪だのように語られる昨今ですが、日本はつい数年前まで「デフレ」に苦しんでいました。当時は、デフレ脱却、インフレターゲットなどの言葉が叫ばれていたのです。

インフレにもいくつかの種類があり、3つに大きく分類すると
1) 需要インフレ (demand-pull inflation)
2) 供給インフレ (cost-push inflation)
3) 貨幣供給インフレ (inflation due to money supply)
があります。

1の需要インフレは一般的にはよいインフレです。需要が供給を上回ることにより、物価が上昇し、それによって供給が増え・・・という経済の好循環が起きます。住宅価格の上昇を考えればわかりやすいですが、住宅を買いたい人が増え、住宅の供給がおいつかないため、住宅価格が上昇というふうに、まず、重要が先に増えます。つまり、所得の上昇などが先にくる、景気がいい時のインフレということです。(まぁバブルを引き起こした張本人でもありますがw)

3の通貨インフレは市場に出回る通貨量が増えることによっておこるインフレです。極端に単純化すれば、急に明日、日銀が大量に紙幣を発行し、円の流通量を倍にすれば、今持っているお金の価値が半分になり、値段が倍になります。これは中央銀行の政策に左右されるもので、アメリカはサブプライム後に流通通貨量を増やしているので、この現象で物価上昇につながっているともいえます。

2のインフレは今世界各地で起こっているインフレで、仕組みは単純明快、原油価格の高騰が製品価格の高騰(例えばガソリン)につながり、全体として物価上昇が起こるというものです(ガソリン価格の高騰が流通価格の高騰、スーパーなど小売での価格の高騰、と連鎖していきます)。日本など、海外資源の輸入に頼っている国の多くの場合は輸入価格の高騰によるインフレですね。問題はこの2の供給インフレです。これが物価上昇と景気後退を同時に引き起こすスタグフレーションにつながるインフレなのです。

続きはまた・・・。



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